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ミャンマー開拓旅#8 〜渓流釣りinダウェイ〜

ミャンマー開拓旅#1 タイ編〜旅の起点〜 – Expedition!!←最初から読む 

ミャンマー開拓旅#6 〜アジア最後のフロンティア〜 – Expedition!!ミャンマー編から読む

ミャンマー開拓旅#7〜危険地帯につき注意〜 – Expedition!!←前回のお話

朝サムと合流し釣り場へ向かう。

適当にふらっとやって来たミャンマーだったがようやく今日から釣りが出来そうだ。市内を抜けしばらく郊外の幹線道路を走り車は未舗装路へ突入。このガタガタした道を行く時程わくわくする事はない。眼下には険しい渓谷を流れる川が見える。

しばらくすると道が開け集落が現れた。

修道院の様な場所でここのエリアを管轄している偉い人らしき人物に挨拶。

案内人である原住民の方を一人雇い森へと向かった。
道はバイクが通れるくらいのそこまで広い道では無かったが生活の一部として使っているのか結構歩きやすい感じだ。
途中小川を渡り更に奥へと進んでいく。
小1時間ほどトレッキングした所で少し緩やかになっている斜面を川まで一気に降りて行く事になった。
その辺に落ちている竹で杖を作ってくれる優しい原住民の方。名前を聞いたが難しい発音で忘れたので以下、ゲンと表記する。

滑らない様、慎重に斜面を降りて行った先にはなかなかいい感じの川があった。
釣りの準備に取り掛かると不思議そうにこちらを見ているゲン。
ルアーと言うものを初めて見たようで本当にそんなので釣れるのか?と言った表情だ。なんとか釣り上げてビックリさせてやりたい。

「ここに釣りに来た人間は居るのか?」との我々の問いに「釣りに来た奴はお前らが初めてだ」との回答。これは何が釣れるかわからんな。ワクワクする。

ルアーを結び上流へキャストしながら釣り上がっているとすぐに15cm位の魚がチェイスしてきた。

確証は持てないが上から見た感じブルーマシールにソックリだ。

流れが反転している岩付近へキャストし岩をかすめる様にトレースするとククッ…とティップが引き込まれた。
やった!カスープだ!!
ミャンマーに来て初フィッシュ!最高に嬉しかった。

ゲン「やるな日本人」

と言っているに違いない。

どうでもいいけど何でキミがドヤってんのw

それは釣り上げた奴がやる顔だってばwww 

付近にはいいサイズのカスープもチラホラ見えるが一度ルアーを通してしまうと見向きもしなくなった。ぐぬぬぬ…

一旦サムとゲンが待機する場所へ戻り移動するか話し合いながら釣りしていたらツツ…というアタリで淡水ダツがヒット。
周囲には何匹か群れでいる様で続けているとリーダーがボロボロにされてしまうので一旦ストップ。

上流へ行った加藤さんを待ちつつお昼の支度をする。
ほほぅ。竹を途中まで裂いてそこにエビを挟み焼くという訳か。なかなかワイルドではないか。機会があったら野営する時にでもやってみよう。

というかさ。そのエビさ。

普通に焼いて食ってるけど加藤さんが最終兵器に買ってきたエサ釣り用のエビなんだよねw
加藤さん南無す。エビ美味いっす(食うな)

そして加藤さんが戻って来る頃には全て無くなっているのであった。あんたら鬼か(おまえもな)

上流はある程度行くとのっぺりとした感じが延々と続いていたので昼からは下流へと向かった。

沢山釣れるわけではないが飽きない程度に魚からの反応はあるのでテンポ良く打ちながらどんどん進む。

途中アウトサイド側が結構深くなったひらけたプールに出た。

水中には薄っすらと沈んだ大岩が各所に確認出来る。コレは釣れそう…と思っていると先行していた加藤さんにヒット。

上がってきたのはスネークヘッド
かなりまだらな体色をしていてる。なんて言う名前だろうか。

スネークヘッド羨ましい。

僕も釣りたいぞ!!

執拗にストラクチャー付近を攻めているとプルプルっと魚信。

カスープでした。

俺を撮ってくれ!とサム。「I am Fisherman!」らしい。

最初半信半疑だったサムもルアーで反応があるのを目の当たりにしご機嫌な様だ。

これを機に釣りに目覚めてくれる事を願う。



そのまましばらく進んでいくと行止まりになり時間もいい時間なので初日の釣行を終える事にした。

数にしたら然程釣れては居ないがぼちぼち反応もあるし初場所初日にしたら上出来ではないだろうか。

帰り道にある村へ寄り道。




恥ずかしがりながらもこちらが気になって仕方がない様子。

アジアの大地に陽が落ちる。田舎はのどかで最高だ。

乾杯。
一先ず今日は魚の顔がみれて本当に良かった。

季節の問題もあるだろうしまた別の時期に来てみるのも十分ありだと思う。

奮発してホテルのレストランで晩飯。
暑い中一日中歩き回った後のビールは控えめに言って最高です。

明日は別の川へ行く。

地図を見る限り今日の川とはまた違ったタイプの場所なので期待が高まる。

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