最初から読む →タイ釣行記#1〜バラマンディ釣り行こう!〜
朝7時
昨夜早く寝たせいかすこぶる調子がいい。
今日は最終日。
仲村さんが土産を買うというので午前中はその付き合いをし午後からはノープラン。
最終日はナマズ釣り堀
出国前、2日目に満足な釣りが出来たら最終日はのんびり酒でも呑もうと話していたが、実は僕はナマズ釣りに行きたかった。
仲村さんはあまりナマズには興味はなさそうだったが念の為、ナマズも釣れる竿を忍ばせてある。
昼から晩まで酒呑んで潰すんすか?
オレら釣り人ですよ?(よく言うわ)
このやりとりを朝起きてからしつこく繰り返していると、昼頃には渋々行く気になった仲村さん。
早速荷物をまとめホテルのフロントにタクシーを頼むと、どこからともなくオヤジがやってきてどこまで行くんだ?と聞いてきた。
1000Bだ!
えらく高くねーかw
仲村さんが交渉に入るも800B以下にする気は無いらしい。相場的には200Bもあれば余裕で行ける距離。
しつこく食い下がってくるオヤジに『円しかないからバーツに替えてくる』とハッタリかましてその場から離脱。すぐに別のタクシーを拾う。
ブンサムランは有名なので名前さえ言えばわかる運転手が多いらしいが、もしわからなかったらナワミンロード・ソイ42と言えばオッケー。ソイ42の突き当たりがブンサムランだ。
30分程車に揺られ到着。料金は100Bチョイ。
あの糞オヤジ‼︎10倍もふっかけてきやがって‼︎怒
タイでタクシーに乗る際は気をつけましょう。
世界一有名な釣り堀【ブンサムラン・フッシングパーク】
はい!やってきました‼︎
世界一有名な釣堀【ブンサムラン・フッシングパーク】
世界三大ナマズの一角。
絶滅危惧種であるメコンオオナマズが釣れるタイに来たら是非行きたい釣堀。
密かにナマズ好きな僕としてはドキドキがムネムネムネである(なんか多いな)
今回は無料の桟橋を利用したが空いていてかなり快適。
ガイドについてくれたパーユー。
初めての人は仕掛けの作り方や餌の硬さ加減がわからないと思うのでガイドをつけてもらった方が吉。
なにも言わなければ仕掛けを作って餌をつけてキャストしてアワセてから渡してくれるので全く釣りをした事がない方でも全然問題なく楽しめる。
餌は鯉の吸い込みに使う様なヤツ。
コレにパンケーキの様な甘い香りがする謎の液体を入れ更に水を加え硬さ調整していく。
硬過ぎるとバラケず柔らか過ぎると空中分解するので中々難しい。僕もやってみたけど空中分解しまくりだった。
毎回同じ硬さでダンゴを作るパーユー、マジでダンゴマイスター。
キャストしたらクラッチを切ってクリッカー入れておくか、ドラグゆるゆるにしてセット。コレをしておかないとヒットした瞬間、目の前からロッドがイリュージョンしますw
後はビールでも飲みながらアタリが来るまでひたすら待つ。
メコンオオナマズがヒット!
ジィィィィィーーーーー‼︎
あれ…?
お…重い…けど意外と余裕??
これ意外とヨユーっすwww
この時僕はこの魚の本当の凄さを知らなかった。
開始早々ヒットしたメコンオオナマズ。
想像ではかなりの引きだと思っていたが重量はあるものの思ったより引かない。
グイグイ寄せてあっという間に足元まで来た。
そんな風に思った直後!
簡単に寄ってきたと思っていたヤツは桟橋に気付いた途端、猛烈なトルクで一気に走り出した。
更に運悪く桟橋下の柱に一回転した事により劣悪な体勢でのファイトを余儀なくされ地獄のファイトが始る。
角度が悪く突っ込まれるとロッドを折られる危険性がある…
更にラインが柱に一回転しているので無理は出来ない…
マズイ…
ヒジョーにマズイwwwwwwwww
いきなり引き込まれるとクラッチが切れなくなるので少しドラグを緩めて応戦。ゆっくり間合いを詰めていく。
寄せては出され。寄せては出されを数回繰り返すが全く弱る気配がない。十数分間による攻防で腕と腰が悲鳴をあげる。
あと10mが寄らない。
この魚マジしつこいwww
桟橋デスマッチを制したのは…
数回の攻防の末、リヨンとパーユーのアシストでなんとか表に出て来たところを一気に取り込む‼︎
おっしゃゃゃゃゃゃゃゃぁぁぁ!!!!!!!!
思わずハイタッチ!
ファイトタイム20分。腰が終わるとこだったw
もう汗だくのクタクタ。
桟橋下マジ、デスゾーン!!!!!
で。
勝利の酒を注入。
やり切った感半端ないwww
再びキャストし待機。
すると1回目の餌が撒餌効果になったのか僅か数分でクリッカーが唸りを上げる!
たいして引かないけど…
と、見せかけて…。
結局こうなるw
巻いては出されを数分繰り返し無事ランディング。
休み休みやらないとヤバイやつっすねw
調子が上がってきたブンサムラン
想定していたより遥かに強く、体力を削られる我々。
そんなこちらの体力事情など全く気にせず、早々に次のキャストに取り掛かるパーユー先生。
まだ全然回復していない我々。
でもまぁ。ヒットするまでしばらく時間かかるだ…
ジィィィィィー‼︎
ニヤニヤしながら振り返り、早くファイトしろと言わんばかりにロッドを渡してくるパーユー先生。
まさかの着水バイツッ!!
コレ、着水バイトなんかあんのw
死ぬわ!
ここからパーユー先生による地獄のメコンノックが始まるのであった。