タイ釣行記#3 〜超人気釣り堀「パイロット111」を釣る〜

 

最初から読む →タイ釣行記#1〜バラマンディ釣り行こう！〜

 

ブンマー養殖池の破壊力を堪能した我々は次なるターゲットであるジャイアントスネークヘッドこと、チャドーを求めて次なる釣り場へ移動。

超人気釣り堀 「パイロット111」

パイロット111は地元のタイ人も足繁く通う超有名釣り堀。海外釣行の登竜門のひとつとしても有名ですね。

敷地内には6～7個程、四角く整備された池が並んでおり、バラマンディやチャドー、レッドテールキャットフィッシュ、チャオプラヤキャットフィッシュなど数種類の魚を釣ることが可能です。
価格も1日500Bとリーズナブルな事から、世界各地から沢山の釣り人が訪れています。

事前の話では釣堀ではあるがキャッチ&リリースを繰り返しているせいで、かなりスレが進行している様子。小さな鉄板バイブや7cm以下のミノー、ワームでないと場合によってはかなり厳しい展開になる事もある様だ。

実際はブンマーで釣らなくてもパイロットでバラマンディは釣れるので、当初は朝から晩までパイロットに入り浸るつもりでいたが、そんな噂を聞いて怖気づき事前に養殖池ツアーで保険を打ったという事ですw

併設のレストランで遅めの昼食

パイロット111はレストランも併設されているので、好きな時にご飯やビールが飲めます。

とりあえず海老チャーハンを食べながらビールで休憩。リーダーを組み直してタックルの準備をする。

準備しながら周りの様子をうかがっていると、良いペースでバラマンディやチャドーを釣り上げている一行がいるではないか!!

 

 

ニヤニヤしながらビールを飲んでいると先程の一行の1人に声を掛けられる。

お話しすると日本人の方で、年の半分はタイで釣りをして過ごしているそうな。

う…羨ましいゾ！

ここパイロットにも頻繁に来ている様なので色々と教えてもらう事に。

 

その方の話では小さいベイトをメインで喰っているので、メバリングで使う様な2インチ程度のワームが非常に強いらしい。

ほう…。
全くそんなモノは持って来ていないんですね〜。笑

 

大丈夫かこれw

 

釣り開始

釣りを開始する頃サムが来た。

予定では僕達をパイロットに送り届けて解散という日程。

僅か半日だったが少し寂しい気持ちになる。
色々心配してくれたのかここのチャドーはプラグならバイブレーションが良くてこんなアクションが効くよ！とかアドバイスをくれ、隣で様子を見てくれている。

時折水面に呼吸に上がってくるチャドーを打つ、いわゆる呼吸打ちを実行するがアタリはあるものの物凄いショートバイトで掛けられない,,,。

2人してあー！とかうー！とか言いながら悶絶していると隣でいきなりサムが合わせる‼︎

サム釣ってるしっw
つかそれ俺の竿じゃんwww

ティラピアw

チャドーじゃなくて安心する我々。

 

仲・サム・ナベ（先に本命を釣るのはオレだ！）

 

この時、暗黙の内に3者による早掛け対決が始まるのであった。

 

ジャイアントスネークヘッドがヒット

早掛け対決が始まり3者共他人のアワセ音にやたらと敏感になる。
みな他者の動向が気になって仕方がない様子。

ワザと空アワセしてビックリ顔を楽しむという悪趣味は世界の釣り人共通なのかw

そんな事をしてふざけていると突如早巻きしていたバイブレーションにガチ！っとバイト‼︎

 

 

早掛け対決一抜けw

その大きさからは想像できない様な激しい引きで楽しませてくれた。

このムラサキ色が超カックイイ‼︎

 

仲村さんサスガっす。まじイケてます。

 

で。ちゃんとボケた後はちゃんと釣る仲村氏。

なんか後半コツを掴んだのか対岸でボンボン釣ってた。

なんとなくコツがわかってきてちょいちょい釣れ始めた頃にサムが近寄ってきた。釣り方がわかってきた僕達に安心したのかそろそろ帰る様だ。

サム、マジありがとう！また一緒に釣りしよう‼︎

サムばいばーい‼︎

 

 

その後ある程度数を釣ったところで大きいサイズのいる池に移動。
小さいベイトを数匹で追い込み捕食している奴等に目を付け、ボイル打ちを敢行。

本日最大をゲット！

 

日が傾いてきていよいよラストスパートの時間。ビール休憩を挟み気合いを入れ、池を行ったり来たりしながら釣れそうな奴を狙っていく。

 

相変わらず掛りが悪いのでST66から細軸のがまSPMHに変更しズドン‼︎

無理しなければ伸びないし幾らか掛けられるペースが上がったかな？ま。バラしてるんだけどなw

うん。イカツイ。

大満足の初日

楽しくて気づけば時間を忘れて無我夢中でキャストを繰り返していた。リーリングする指はマメが潰れてヒリヒリしたが日が沈む寸前までひたすらキャストした。

帰りは近くの駅までタクシーで行くつもりだったが昼御飯の時に声を掛けてくれた日本人の南さんという方が『あそこに居るスイスの方も送ってくから一緒に乗って行きなよー！』と送ってくれる事に。

スイスの方は編集の仕事をしながら世界各国を旅するジョゼさん。
中学英語もままならない僕達だが南さんの通訳でなんとか会話は成立。最寄り駅まで1時間程の道程はタイとスイスと日本の釣り事情について話しまくっていたらあっという間に着いてしまった。

南さんありがとうございました！また‼︎

南さんとはここでお別れだが、タイに釣りに来る限りまたいつか何処かでお会いできそうな気がする。

ジョゼさんとも次の駅でお別れ。

同じ趣味を持つ者同士、ほんの少しの時間でも仲良くなれるもんだな。

ジョゼさんいつか日本に釣り来てねー！
ばいばーい‼︎

 

この日はホテルのレストランにて出発前までは想像もつかなかった好釣果に祝杯をあげた。
冷たいビールがすげー美味い。ある意味この美味い酒を飲むために釣りしているのかもしれない。

メインの釣行を大満足で終えた僕達は部屋に戻るなり泥の様に眠りに落ちた。

 

明日は最終日…なにしよ？