マレー半島縦断鉄道釣旅#1〜Thailand to Singapore〜 – Expedition!!←最初から読む
今日は3ヶ国目となるシンガポールに渡る。
ゆっくり起きてジャラン・メルドラムで朝食。
出国手続きがどれくらい時間が掛かるのかわからなかったので発車時刻よりかなり早めに駅へ来たが係員に聞いたら30分前に来れば良いとの事。
特にすることも無いので人間観察しながらスタバでコーヒータイム。
ホームに停まっていたシンガポール ウッドランズチェックポイント駅行きの列車に乗り込む。橋を渡るだけなので乗車時間は僅か5分。
列車を降りるとシンガポールのイミグレーションがあるが入国カードを持ってない人はそのまま列に並ばず先に入国カードを書こう。僕は知らずにそのまま並んでたんで途中で入国カードを書きに行って列の最後尾に並び直すハメになった。
他に入国カードを書いている人は見当たらなかったんでもしかしたらJBセントラルで事前に貰えるのかな?よくわからん。
ここから最寄りのMRT Marsilingまでは約2kmほど。
多分バスが出ているだろうけどバンコクからゴールまでの一筆書きのルート上はバスには乗らないというマイルールを設けていたので徒歩で向かう事にした。
ここから電車を乗り継ぎ今日の宿へと向かう。
場所はチャイナタウン。シンガポールは物価が高いので比較的安く過ごせそうなイメージのあるチャイナタウン周辺に宿をとった。
早速切符を買うが買い方がわからない。なにやらチャージしろとか言っている。どこに何をチャージするんだシンガポール。
発券機前でまごまごして居ると後ろに並んでいた紳士が代わりに操作してくれ無事切符を手に入れる事ができた。
なんとか難を逃れたがやって貰ったので使い方がわからずその後1枚切符を買ったら次からそれにチャージしながら使えばいいものを何枚も切符を買う羽目になった。日本で言ったらスイカのカードクソ持ってる感じだ。シンガポール怖い。
後で気付いたがシンガポールはツーリスト向けのパスがありMRTやバスまで乗り放題になる無敵のカードがあるので大人しくそれを手に入れた方が幸せになれる。
という訳で電車に乗り込む。
普通端っこの席から埋まって行くものなんじゃないの?と不思議に観察していると座席両サイドの席は優先座席になっているようだった。なるほど…そういう事か。妙に納得。
宿から少し歩いたところにかなり古びたショッピングモールがあった。
一階が衣類などを売るお店が密集していて2階がフードコートになっている。
そしてどこからかTERIYAKI BOYZが流れてくる。
誰なんだ流してるヤツは!ベストマッチ過ぎる!!
付け合わせのスープも出汁が効いていて最高だ。
朝も食べたけどいくらでも食える。それがカオマ…(以下省略)
さてさて。飯を食べながらゴールのマリーナベイにはどうやって行くのかとシンガポールの路線図を眺めていた時、ふと1番南に位置する駅は何処なんだろう?と思った。ここまで南、南に来たのだから折角だし最南端まで行きたいよね。
地図上で見るとMRT マリーナサウスピア駅かハーバーフロント駅のどちらかが最南端っぽいが、どちらも付近にはコレと言って何もなさそう。強いて言えばハーバーフロント駅隣にビボシティというショッピングモールがあるくらいだ。
ゴールに相応しいなんかこうシンガポール来たぜ的な何かに欠けるなぁと一瞬行くのを躊躇ったのだが地図をよく見るとビボシティから更に南に位置するセントーサ島へ線路らしき物が伸びている事に気付いた。
調べて見るとそれはモノレールだった。
急遽行先を変更。最終目的地は最南端セントーサ島ビーチステーションだ。
早速ハーバーフロント駅直結のビボシティへ移動。着いたらエスカレーターを上へ上へと上がっていくとセントーサステーションに到着。
この先は海の向こうにインドネシアがあるだけだ。
しかし旅はまだ終わらない。
少し歩くとアジア大陸最南端の碑があるらしいので気付いたらいつの間にか設定されていたもう一つの裏目的地、最南端を目指す旅を継続。
楽園の様な綺麗なビーチを長袖長ズボンの場違いな格好で突き進む。
両サイドに目をやるとミラーサングラスにビールを持ったイケイケなパリピ的人々がバカンスを楽しんで居る。そんな中、バンコクから遥々鉄道でやってきた場違い感が半端ない暑苦しい男性約1名は目の前の目的地目指してグングン進んだ。
そして遂に…
おおおぉぉ!
きたああああああぁぁぁぁぁぁぁ!!
Southernmost point of continental ASIAに到達!(長いわ
展望台があったので登ってみた。
しばし海の向こうに微かに見えるインドネシアを眺め、考え事をしてボーっと過ごした。
約10日間。長い様であっという間だったな…。
誰かと行く旅も良い。
けど僕の中で一人旅は自分自身を見つめなおせる大切な時間。
マレー鉄道の旅は今や沢山の人が旅するルートだし今更マレー半島を縦断する事の意味は薄れて来ているのかもしれないけど僕にはそんな事は関係ない。自分の頭で考えて行きたい場所へ行ってやりたい事をやる。自分がワクワクする事をやるのに誰かの評価なんか要らないんだよね。
忙しい日常や習慣、人間関係、理想と現実。
色んな事が引っ切り無しにやって来てつい気付くと忘れがちになってしまうけどそんな色んなものに窮屈にならず自分自身が本当に楽しめる様にこれからも旅を続けていけたらと思う。
〜旅の友人達に乾杯〜
追伸
翌日のシンガポールでの釣りは見事空振り。
また行く理由が出来たという事でいい…かな?笑
2018 マレー半島縦断鉄道釣旅 【完】