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東南アジア釣遊記 カンボジア編#6 〜国境へ向かう車中で起きた爆弾魔vsバッテリーの新しい使い方〜

東南アジア釣遊記 カンボジア編#1〜陸路シェムリアップへ〜 – Expedition!!←最初から読む

ワッダと別れなかなか止まないスコールに痺れを切らした僕はずぶ濡れになりながら宿へ戻ってきた。

明日にはシェムリアップを発たないといけないのでフロントにチケットの手配をしてもらう。

夜行バスは数種類あるらしくとりあえず1番遅い時間に出発する寝台バスを取った。シェムリアップを明日深夜0時に出発し5〜6時間ほどで首都プノンペン着。そこで乗り換えてベトナム国境を越えホーチミンに到着するまで6〜7時間。

乗り換えも含めると約14時間のバス移動となる。

なかなかツライなw

バス停まではこのホテルに23時ごろピックアップが来る様だ。

明日の移動に備え使わない荷物を整理し友人と会う約束をしているので町へ出た。

人混みの中からお互いを探し出しなんとか合流。

Kazuhiro Tamadaくん。自転車で日本をまわったり厳冬期に凍りつきながらアメリカを横断したりするクレイジーな人。今回もカンボジアを首都プノンペンからシェムリアップまで縦断して来たらしい。凄い。

自転車以外にも釣りや登山なんかもやってる生粋のアウトドアマン。

僕も基本アウトドア全般大好きなんですぐに意気投合出来た。Tamadaくんはtamaploという自身のアウトドアブランドも手掛けているので是非チェックしてもらいたい。Tamadaくん楽しかったー!

ありがとう!!また何処かで会いましょう!

明けて翌日

アンコールワットのパスがまだ残っていたのでまだ見ていない遺跡をバイクで回って来た。昼過ぎにはほぼ毎日真っ黒な雲が湧いて来てスコールが来るので早めに町へ戻り市場をふらふら。

一通り散策し時刻は16時。

眠くなってきたので近くにあった1泊300円程の宿へ昼寝しに向かった。

宿は大通りから細い暗い通路を入った先にあり向こうに上半身裸のとってもガタイがいいお兄さんが数人たむろしている。怖いもの見たさで来てみたが結構怖い。

恐る恐る近づいていくと意外にもフランクな感じであれよあれよとチェックイン。

ロビーにはスペイン語が飛び交っていて様子を見ている限りこのゲストハウスは南米系の方が運営している様だ。

早速部屋に案内されこれまた薄暗い廊下を歩いていくと8人部屋のドミトリーへ案内された。

窓は無く湿気ている様な感じだが思ったより悪くない。これで300円ならずっとここで良かったなと思った。
丁度みなさん出かけている様で部屋には僕1人。

移動に備え電子機器類を充電しながらふと隣のベッドに目をやるとカチューシャが落ちていた。

こ…これは…(真顔

宿の雰囲気から察するにスペイン語を操るペネロペ・クルス的お姉さんが泊まっているに違いない…と期待に胸を膨らませたが無情にも帰ってきたのは筋骨隆々なゴリゴリお兄さんだった。

Jesus don’t you love me?

一眠りし宿をチェックアウト。

バスの行き先がホーチミンの何処なのかよく分からない為、事前にレートのいい両替屋でベトナムドンへ両替した。

50万ドン札とか数字がデカすぎて意味がわからない。死ぬ程金持ちになった気分だ。

両替を終えたら腹ごしらえをしながら時間を潰す。滞在中通いまくったレストラン。
シェムリアップを出発すると次いつ食べれるかわからないのでお腹いっぱい食べておいた。
なかなか美味しいアンコールビールともしばしお別れ。

さて。

ピックアップ時間の23時にホテルへ戻ってきたが全く迎えが来る気配がない。フロントに確認すると「大丈夫だ。もう少し待ってろ」との事。

まぁ遅れるのはいつもの事なんで然程気にせずロビーのソファーに横になりながら待つ。

23時50分

流石にヤバくないですかね?

フロントマンも焦り始めチケットを見せろと。

よく確認すると封筒には出発日が16日AM12:00チケットには15日のAM12:00となっている。時間の書き方も怪しいし大丈夫コレ?

慌ててバス会社に電話するフロントマン。

内容はよくわからなかったが兎に角今から急いで迎えをよこすから待ってろとの事。

完全に忘れられてた系じゃないすかwww

程なくバイタクのお兄さんが到着し慌てて早く乗れと捲し立てられる。

いやオレは君待ちだったんだからねwww

急いで飛び乗りバス停へ。

走り慣れた未舗装路をかっ飛ばし無事バス停へと到着。
中は土足禁止で左右2段でフルフラットのベッドになっていた。
向かって右側が2人用、左側が1人用だ。

一人旅の場合確実に1人席を取らないと謎のおじさんとプノンペンまでの一夜を共にする事になるので注意が必要だ。
普通に快適そうだよね。

エアコン完備。
ブランケットもあったので有難く使わさせてもらい爆睡。
気がつくと夜は明けバスはカンボジアによくありがちな湿地帯の中を走っていた。

しばらく走ると建物が増え活気のある街へ入った。おそらくここがプノンペンだろう。
程なくバスは停留所へ停車。

ホーチミン行きはこっちだと言われた方へ向かうとトゥクトゥクが待機していて別のバス停まで連れて行ってくれた。
なんかの商店の軒先みたいな場所に降ろされる。シェムリアップを出た辺りからお腹の調子が良くなかったのでめちゃくちゃトイレに行きたい。しかし一体何時にバスが来るのかわからない為その場を離れるわけにもいかない。

バスの運行を仕切ってるらしいオバちゃんにホーチミン行きはいつ来るんだ?と尋ねても「もう来る」と言って早1時間半が経過している。

その間僕にできる事といえば括約筋を最大限に締め上げ極力自律神経に刺激を与えないよう精神統一する事のみだ。

もはや悟りが開けそうだ。おそらく1000年後に今僕がいるこのパラソルはかの有名な菩提樹と同義として扱われているに違いない。

いや。そんな事はどうでもいいんだ。

暑いのに寒い。震えが来ている。限界だ。

この際乗り遅れてもいい。オレは今すぐにトイレに行くんや!!

ヤケクソになり席を立とうとした正にその時だった。

ホーチミンホーチミンホーチミィィィィィン!!」

クソが!!!!

ぎこちない歩き方で座席へと向かい爆弾魔の男を乗せてしまったこのバスの行く末を憂いた。

そして男が取ったまさかの行動がバッテリーとスマホを接続し発生した熱を下腹部に当てこの場をやり過ごすというANKER社もビックリの使い方だ。隣に座っていた若い女性はさぞ怖かっただろう。なにせバッテリーを下腹部にあて恍惚の表情を浮かべている中年男性がそこに居るのだから。

帰ったら早速Amazonに星5つのレビューを書こうと思う。

ANKERバッテリーのお陰で予断は許さない危険な状態ではあるものの、大河メコンを越えなんとかトイレ休憩まで持ち堪える事が出来た。もはや説明書に正規の使い方として記載してもいいくらいだ。

トイレへと足早に向かい紙がない事など物ともせず、ふんぬぅ!と言う戸愚呂(弟)の様な掛声と共に解き放つ。

事後処理はガン式ウォシュレットと手で済ませどこか達成感に満たされた僕は他人が見たら殴りたくなる程のドヤ顔をかましつつ個室を出た。

私は解き放たれたのだ(意味深

ここまでだらだら書いていて恐縮だがもはや自分でも一体なんの話をしているのかわからない。汚い話を沢山してしまって大変申し訳ないと言う事だけは認識している。由々しき事態だ。しかしながらそれには昼時にわざわざ更新を告知するという明確な悪意があった訳でまぁ何というかとにかく菩薩の様な広い心を持って許してほしい(確信犯

もうすぐ国境です。

 

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