東南アジア釣遊記 カンボジア編#1〜陸路シェムリアップへ〜 – Expedition!!←最初から読む
東南アジア釣遊記 カンボジア編#6 〜国境へ向かう車中で起きた爆弾魔vsバッテリーの新しい使い方〜 – Expedition!!←前回のお話
前回、爆弾魔を乗せてしまったバスは無事危機的状況を脱し、至って平和にカンボジア⇄ベトナム国境を目指し走行していた。窓の外には見渡す限り平坦な土地が広がっている。
そんな道端に商店がちらほら見え始めた頃、殺風景な町に似つかわしくない建造物が現れる。
どうやらここがカンボジアボーダーの様だ。出国審査だが事前にバスの乗務員が乗客全てのパスポートを回収。まとめて出国手続きをしてくれるらしい。
なので僕らは特にやることもなくイミグレ内をフラフラとしていた。といっても特に何も無いので速攻で飽きた。だるい。暑い。
乗務員が戻ってきたら再びバスに乗り込み今度は少し走った所にあるベトナムボーダーへ。
真正面にあるいかにもな建物がベトナムのイミグレ。
振り返ると遠くに見えるカンボジアに再訪を誓いベトナムへ入国する。
入国審査もさっき預けたパスポートがまとめて手続きされているので自分の名前が呼ばれるまで適当に鼻くそでもほじって待ってることにする。だるい。暑い。
無事ベトナムへ入国を果たしバスに揺られること約2時間半。
移動の疲れから爆睡していたらいきなり乗務員の男に叩き起こされる。
どうやらホーチミンに着いたようだ。
シェムリアップを出発してから実に15時間。
なかなかの長旅だった。
さて。とりあえずビールでも飲もうか。
話はそれからだ(誰やねん
えーと…どこすかここはw
バスがホーチミンのどこに着くか聞かされてなかったんで現在地がどこか全くわからない。ついでに寝起きでいきなり降ろされた挙句午後の直射日光にガンガン照らされたもんだから意識朦朧…
や…やばい…。。。
誰か一刻も早く俺にビールとご飯とエアコンとシャワーと電源とモフモフなベッドを提供してくれ(すっこんでろ
とりあえずシェムリアップを出発してから何も食べてないんでめちゃくちゃ腹減が減っている。急いで何か食いたい。
適当に歩いてれば何かあるだろうとホーチミン中心地方面へ向かい歩を進めた。
少し歩くとカラフルな看板が見えてきた。
食堂かなと思い急いで店の前まできたが熱帯魚屋だった。
思わず腹の事など忘れて寄り道。
主に金魚が多い感じだ。
周辺にはこんな熱帯魚屋があちこちにあった。
2キロほど歩くとレストランを発見しようやく飯にありつけた。
ご当地ビール【サイゴンスペシャル】
うめえええぇぇぇ!!!
名前は忘れたし味も微妙だったけど腹が減り過ぎて即完食だった謎麺。
そしてお会計80000ドン。
たかくね?(真顔
って一瞬なるが実際はなんて事ない400円だ。
この金銭感覚全然慣れる気しない。
店を出たらGRABでバイタクを捕まえ目星を付けていた宿へ向かう。
ベトナムはGRABバイクが沢山走ってて物凄く便利だ。安全面に関しては運的なものがあるので自己責任で乗ろう。
因みに僕は初っ端からジャックナイフしてベトナムバイタクの洗礼を受け震えた。
まぁ。とりあえず死ななきゃ無問題だ。
中心地へ到着し今夜の宿探し。
いーねいーね。
裏路地感が堪らない。どこにいってもそうなんだけどきっと僕は裏路地フェチなんだと思う。
で。探してた宿なんだけど住所の場所へ行っても見当たらず手当たり次第人に聞きまくってもわからず面倒になってきたので別の安そうなゲストハウスに突撃。
エレベーター無しの4階の部屋なら空いてるけどいいか?と言われちょっと見せてくれと薄暗い階段を荷物を担ぎ4階まで登る。
だるい。暑い。
しかしまた探し回るのはもっとだるい。
ヤバイ部屋だったらやだなぁと思ったが案内された部屋は窓は無いものの予想以上に綺麗でエアコンも付いてるし即オッケーしてチェックイン。
洗濯物をランドリーへぶち込み町を散策。近くにバックパッカーストリートと呼ばれる通りがあるせいか宿周辺は欧米人好みのレストランやバーが沢山ある。
バイタクを捕まえて少し離れた所にあるホーチミン最大級の市場、ベンタイン市場へと向かった。
建物内もそうだが日が暮れると周辺にも露店が立ち並び基本的にはなんでも売っている感じだ。
市場をザッと見学したらお腹が減ってきたので晩飯を求めて徘徊。
有名なフードコート的な場所。
イマイチそんな気分じゃなかったのでスルーしてフォーが美味しいと評判の店へ。
やっぱベトナム来たらフォーは食わないといけないよね。
鳥の出汁が効いてあっさりしてて最高に美味い(語彙力
カンボジアで連日暴飲暴食を繰り広げた胃に染みる優しい味だった。
帰りにベンタイン市場の露店で観光客目当てのキャッチをかわすため現地人が着てそうな服を調達した。
2枚で1000円位だったと思うが速乾素材なんで普通に良い。
早速その効果を確かめる為ウェアチェンジ。
きっとこれで面倒なキャッチから声を掛けられることも減るだろう。
ふふふっ。
そう思っていたが全くカンケーなくバシバシに声を掛けられるオレ。
何かが違うらしい。詐欺師めんどい。だるい。暑い。
こうしてベトナム初日の夜は更けて行くのであった。