クリッカーが鳴っている悪夢でほとんど寝れず夜明けを迎えた。
仕掛けに変化は無し。
餌を付け替え朝ごはんを頼みに女将の所に行く。パッタイ頼んだら何故かみんなに笑われた。きっとパッタイばかり食べてるからパッタイ君ってあだ名がついたに違いない。もしくはパッ君(どうでもいいわ)
ついでに延泊したいと伝えると宿泊代をまけてくれる女将。サンキュー!!
部屋へ戻るとある変化に気付く。
before
after
竿があああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!
これぞ本当の劇的ビフォーアフター(すっこんでろ)
近くで掃除をしていた娘に尋ねると魚が掛かって持っていかれたらしい。
12時間以上アタリなかったのに目離した5分の間にピンポイントで来るとかなんなん!クソがっ!!
ロッドも痛いし魚を逃したのも痛い。2重ダメージwww
複雑な気持ちの朝食を摂ることになった。
そんな僕をみかねた娘がトーの仲間のレッちゃんを呼んで来た。
レッちゃんは僕に落ちた場所を聞くと水中メガネを取り出しダイブ。めっちゃ探してくれる。
かなり広範囲に周辺を探したが魚が付いている為、どこかへ引きづられしまったのだろう。全く見つからない。
ナ「レッちゃん仕方ないマイペンライだ!」
申し訳なさそうにしているレッちゃん。
ナ「大丈夫!問題ないって!」
そう言ってレッちゃんを水からあげた。
気持ちを切り替えてもう一本の竿で釣りを開始。
1匹掛けちゃってるからしばらく厳しそうな気もする。
そのまま何事も無く昼になった。
昼食を食べているとレッちゃんから話を聞いたトーがやって来た。潜って探すと言っているが流石に無くなってから5時間近く経ってるしかなり無理ゲーだと思う。
レッちゃんが散々探してくれたが見つからなかった事を伝えもう大丈夫だと言ったがちょっと待ってろと水中へ消えていった。
そんなトーの優しさで僕はもう充分だった。
それだけで嬉しいからいいんだ。竿より大切なモノを俺は見つけたよ。うんうん。
ト「あったぞ。」
wwwwwwwwwwwwwwwwww
そんな事あんのかよw
この広い湖で奇跡過ぎるだろwww
ロスト5時間後に発見とか凄過ぎる!
しかも杭にラインが巻き付いていた為切れてしまったが大きいカーオが付いていたらしい。
色々すげぇ。
そしてお前どこ探してんだよ⁉︎とディスられる可哀想なレッちゃんwどんまいwww
ー昼過ぎー
ロッド捜索で結構場を荒らしてしまったので再び撒餌をし一旦場を休める事にした。
その間空いた時間で行ってみたかったミャンマーとの国境に行く事に。
バスターミナルからソンテウが出ていたのでコレに乗る。
あてになるのかわからない時刻表。
町を出ると後はジャングルを走る一本道をひたすら行くだけだ。
30分程走ると町が見えてきた。
国境の町 スリーパゴタ
ソンテウを下車し国境に向かって坂を下って行く。
遠くにタイ国旗とミャンマー国旗がはためいている。国境来た感あるな。
坂を下りきった正面に有名なスリーパゴタパスを発見。
意外と小さい。
ここから先がミャンマーの様だ。
泰緬鉄道跡だろうか?線路が敷かれていた。
事前情報ではここスリーパゴタは暫定国境らしく地元の人は通れるが外国人は国境を越えられないらしい。
一応イミグレに居たおじさんに聞いてみたけどやっぱりダメみたい。
一通り探索して帰りのソンテウに乗車。
あてになるのかわからない時刻表。
行きと違い帰りは満席。
買出しに行くのかミャンマー人ぽい人達や僧侶もいた。
そして行きは素通りだった検問所に毎回捕まる。
ミャンマーからの密入国者を取り締まる為だろうか。
乗っていたミャンマー人の青年3人組は検問の度に毎回連れていかれる。
一向にサンクラブリまで着かない。
行きの倍かかって帰ってきた。
まだ明るいのでその足でモンブリッジを渡りに行く。
木造でこんなデカイ橋造るなんて凄過ぎ。
モン族の子かな?めちゃくちゃ可愛いい。
橋の対岸にあるモン族の集落まで来た。
またちょっと違った雰囲気がする。
あまり人通りは無いが夜になると賑やかな音が水上家屋まで聞こえて来たりするけどお祭り好きなんだろうか?
宿に戻りサンゴップとトーとレッちゃんの4人で酒を飲みながら竿を出した。
魚はまた寄って来ているようで良いペースでアタリは出ている。
日没前にいいサイズの手応えがあったが惜しくもラインブレイク。トーおすすめのPE8号を撚った仕掛けがあっさり切れた。
プラー・コッ と呼ばれる小型のナマズ。
目がクリクリしてて可愛い。念の為にいうと僕ではなくナマズの方だ(帰れ)
この日は深夜2時頃まで粘ったがずっとラインを見てなきゃならないのが辛すぎる。
小物釣りをしてる余裕もないし結構な苦行だ。
早いとこ釣れて欲しい。