コロンビア釣行記#1〜Japan to Colombia〜 – Expedition!!←最初から読む
2018年1月1日ー実釣6日目ー
【元日】
今日はいよいよ最終日。
上流域にあるセスナの飛行場を目指しながら釣り上がって行く予定だ。荷物をまとめHappy New Year!と挨拶を交わし朝食をいただいた。この朝食を食べるのも最後か…そう思うと少し感慨深いものがあったが食べ終わり気持ちが釣りモードに切り替わると途端に魚の事しか考えなくなるのだから釣り人とはゲンキンなものである。
キャンプでお世話になったお母さん達とはここでお別れ。言葉は少ししか通じないけどとっても優しいお母さん達だった。毎日美味しいご飯ありがとうございました!行ってきます!またいつか!!そう心の中で呟き出船。
今日はトローリング船に乗り込んだ。
なんでも大型はトローリングで釣れる事が多いらしいのでそれなら朝からガッツリやってやろうじゃないかと。
少し下流方向に走り最初のポイントに到着。
ト「よし!トローリング開始だ!行け!!」
船長の指示に言われるがままルアーを投入する乗組員。ラーゴのちょい沖側を隈無く流す。
ト「次行くぞ!」
確かにコレはスピーディで効率が良さそうだ。大型ルアーを連日ジャークしまくった腕にはすこぶる優しい。
そんな調子で数カ所ポイントを流していると急にググン!っと竿先が入った。
うおぉぉおおぉ!コレは15lb超えたんじゃない!?めっちゃ引くうぅぅぅうぅぅうう!!!…と思ったら船がまだ動いていたという。まぁ知ってたけどな(大嘘
ジャスト10lb。ラーゴ入口付近でヒット。入口付近は結構な確率で魚が居るので必ずチェックした方がいい…と同行者が言っていた(爆
その後もオリノセンシスの群れに当ったり小型のパッカが釣れたりしたがラストに相応しい魚はなかなか出ない。帰りのフライトの時間を考慮し徐々に釣り上がりながら上流へきたがやっぱり上流は行けば行くほど反応が薄くなる気がする。
ト「これより上流は小型しかいねーぞ。水深が浅過ぎる。モンストロは下流だ!」
やっぱりそうなのか。雰囲気は凄くいいんだけどなぁ。
時刻はお昼。
もう一度下流へ下りたいがそろそろ飛行場に向かわなければならない時間が迫ってきた。6日間って結構長いような気もしてたけど終わってみると本当に短い。後髪を引かれながら船着場へと向かった。楽しい時間が過ぎるのはあっという間だ。6日間砂まみれになりながらも最後まで頑張ってくれたタックル。2日目位からベアリングに砂ガミしたのかノーブレーキにしても飛距離が出なくなったと思えば何の前触れもなく突然復活して大バックラッシュしたりとかなりのジャジャ馬リールに変身した。バックラッシュコンテストがあったらかなりの上位に食い込める程の成績も残せたと思う。
お昼ご飯を食べながらしばし木陰で休憩。
映画とかに出てきそうな年代物のクールなランクル。この無骨さが最高にカッコイイ。荷台に放り込んだ荷物と一緒に僕等も乗り込み出発!
どこまでも続く草原をガタガタと疾り抜ける。なんという景色なんだろう。空と大地が延々と続く普段見慣れない光景に心が躍る。
途中イナゴの大群に遭遇し荷台の我々を急襲。が…顔面痛いっす。
しばらく走ると草原の中にポツリとセスナが見えてきた。今まで見たセスナの中で1番小さいかもしれない。そしてとても滑走路とは思えないこの草むらから飛ぶのかな?なんだか一気に不安になって来る。
ネーミングは最高ですね。
荷物を積み替えフライトまで皆で乾杯。キンキンに冷えたビールが最高に美味い。
お疲れ様でした!あっという間だったけどめちゃくちゃ楽しかったー!
お世話になった現地の方達と別れの挨拶を交わしセスナへと乗り込む。日本に帰れる安堵感ともっとここに居たい気持ちが複雑に交錯する中、我々を乗せたセスナはビッグピーコックの楽園から飛び立つのであった。
【Colombia expedition】digest