ブンサムランから一夜明け、今日は体力を回復する為明日から始まるカオレム釣行の準備をして過ごした。
昼は宿近くのタイ料理屋でラープとカオニャオを食す。
宿に戻ってくると大雨が降ってきて道が冠水。
しばらく宿に閉じ込められる。
夜はタイ古式マッサージで全身をバキバキやられた後、隣の和食居酒屋で豚キムチで一杯やって宿へ戻ってきた。
今日は宿から半径200m位しか動いてない。
穴倉へ潜り込みナッツリオリオバナーナ。
オヤスミナサイ
ー出発当日ー
昨夜は寝ようと目を閉じた頃に帰って来た日本人2人組が深夜までずっと喋っていて全く寝付けなかった。
結局1時間程しか眠れず移動の朝が来た。
まだ薄暗い中タクシーに乗り込みスムーズに移動。30分位で交通の要衝 南バスターミナルへ到着。
降りた所にたまたま居たマダムに「サンクラブリ!サンクラブリ!」としつこく連呼する謎の東洋人オレに「あっちいけ!このボケナス!10番売り場だよ!」と親切に教えてくれるマダム。
サンクス!!(そんな暴言は吐いていない)
言われた方に歩いていくとチケットカウンターが見えてきた。
オバ「お前どこ行くんや!?こっち来いやボケがっ!」
みんな親切過ぎる(そんな暴言は吐いていない)
そして無事9番売り場でチケットを購入。(10番じゃないんかい)
どうやらココはロットゥー乗場みたい。
サンクラブリに行くには一旦カンチャナブリまで行って乗り継げとの事。
カンチャナブリまで100B
安過ぎ。
安定のハイスピード走行で1時間半ちょいでカンチャナブリに到着。
降りた所に寄ってきたオッサンに聞くと8:40にサンクラブリ行きのバスが出るらしい。
ここを逃すといつ飯が食えるかわからないので売店にてフランクフルトゥとジャパニーズトゥクネを購入。
美味い。
乗り場に行くと見るからにヤバ目なバスが停まっている。
念の為、乗り場に居るおっさん達に確認したが…
やっぱりコレらしいw
サンクラブリまで確か150B位だったかな?
ここまでのロットゥーと合わせても700円ほどで東京〜名古屋間の距離を移動出来る。
驚異の価格設定だ。
意を決して乗り込むと狭くカッチカチの直角シートにエアコン無し。
コレに5時間乗るんすかwww
そしてバスは走り出す。
乗客の乗り降りで頻繁に停まるし坂上らないしでとにかく遅い。
そして何故かめちゃくちゃ砂が入ってくる。
意味がわからない。
そのまま3時間半ほど走ると小さな町に到着した。
既に乗客は僕を含め4人しか居ない。
どうやらここで昼食を食べるようだ。
食堂というよりか民家だよなコレw
肉生姜炒めみたいなやつを食べたけど結構美味かったな。
昼食を済ませ走り出すとほとんど直線だった今までの道とは打って変わって激しい蛇行とアップダウンを繰り返す山道へ突入した。更にペースが落ちる。
標高が上がってきたのか心なし涼しい感じがしてさっきよりは幾分快適だ。
1時間半ほど山道を走りバスはサンクラブリの町へ到着した。
タイミング悪くスコールが来たのでバスターミナルにある食堂でビールを頼んだが英語が通じない事が判明。ジェスチャーとノリだけで切り抜ける。不安しかない。
雨も上がり今回世話になろうと思っている宿の名前を連呼しているとバイタクのおっさんが連れて行ってくれた。
無事カオレムの湖畔に到着。
いよいよ今日から水上家屋生活が始まる。
部屋に空きがあるのか不安だったが時期外れなのか宿は静かなものだった。
ちょうど英語が通じる若女将が出て来たので泊まりたい旨を説明し値段交渉。無事部屋に案内された。
水上家屋と言うだけあって全てが水に浮いている。
部屋の隣はすぐ湖。部屋から竿を出せる。
寝室も全然綺麗で問題ない。
トイレは田舎に良くある水を貯めたポリバケツから桶ですくって流すタイプ。
もちろん湖に直結。
そしてそのすぐ隣に湖の水を汲み上げたシャワーという物凄い抵抗のあるシステムw
でも配管を確認したらシャワーの水は主屋の方のどこか別の場所から供給されている様なんでまぁ多分大丈夫じゃないかなw
というかここは全て湖の水だから気にしたってしょうがない。
郷に入っては郷に従えである。
有名なモンブリッジ。
木造では全長世界2位らしい。ちなみに1位は京都なんだってさ。
少し休憩してカオレム初日スタート!
とりあえず餌がないと始まらないので問題のサイバトゥーがあるか若女将に確認しに行くがやはり今は無いみたい。
マジか…。みたいな顔してるともしかするとマーケットに行けばあるかもしれないとの事で今来た道をバスターミナルまで戻り近くのマーケットへ。
この辺の人達は結構英語が通じないのでサイバトゥー。サイバトゥー。と呪文の様に唱えながら魚屋をまわるがどうやら今はサイバトゥーは無いらしい。
落胆していると魚屋の兄ちゃんに呼び止められる。明日朝4時〜6時の間に来いと言っている様だが詳しい事はタイ語なので全くわからない。
仕方なく宿へトンボ帰り。
到着早々いきなりやる事が無くなってしまったので明日からの釣りの支度をしているとどこからともなく現れた少年につかまる。
珍しいのか道具箱をあさり出し「これは何?何に使うの?」と一個一個質問攻撃に合う。
そして僕のベイトタックルを使い出し大バックラッシュで返却。
全く準備が進まない。
そんな感じでかれこれ2時間近く取り憑かれフックやらワイヤーリーダーやらその他諸々を献上したら帰ってくれた。
明日も来そうな予感しかしないw
小物釣りの餌を確保するため早めの夕食。
かなり美味くて危うく全部食べてしまいそうになった。
食後はビール片手にのんびり小物釣りをしたが陽が落ちた頃に1匹バラしたのみで後が続かない。
明日は朝4時過ぎにマーケットに行かなければいけないので日付が変わる頃に就寝する事にした。